そろばんはデジタル計算機 | たかなし珠算教室
2021/02/24
そろばんはデジタル計算機 | たかなし珠算教室
当教室のブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。
本日の内容は『そろばんはデジタル計算機』です。
皆さんは、そろばんはアナログ、電卓やパソコンはデジタル、と考えていませんか?そして、漠然とデジタルの方が優れていると思われているかもしれません。
Wikipediaによりますと、アナログは、連続した量(例えば時間)を他の連続した量(例えば角度)で表示すること、デジタルは、連続した量をとびとびな値(離散的な数値)として表現(標本化・量子化)すること、と書かれています。
ここで、そろばんについて考えてみますと、そろばんは一珠と五珠がどのように入っているのかに応じて、数値が離散的に表現されています。0.3を表現するときに一珠を0.3分だけ上に上げるいうことはありません。そろばんで0.3を表現するときは、一の位と決めた定位点(数値の位を定める梁に刻まれた点)のひとつ右側の位(小数第1位)の一珠を3つきっちりと上げます。従って、『そろばん』はデジタルな計算機といえます。
『そろばんはアナログ的な計算機だから古いよね~』という考え方は、アナログ・デジタルの定義からしても明らかに間違っています。『そろばん』は世界が誇る最古のデジタル計算機です。それゆえ『そろばん』は、日本のみならず世界中の多くの国や地域で、子供たちの能力開発のために学ばれています。
さて、オーディオの世界では、いまでも『真空管アンプ』に根強い人気があります。真空管アンプはまさに『アナログ』のオーディオアンプですが、デジタルアンプには出せないやわらかい音を再現できることがあり、人気の後押しとなっています。楽曲をデジタル化すると波形が連続的ではなく離散的な値となる(ギザギザしてしまう)ため(量子化)雑音が少なからず入ってしまうのです。耳がいい人には明らかに違いがわかるのでしょう。
実はアナログの方が全然凄い!と思っている私ですが、デジタルがアナログよりも凄いと思われている昨今。『そろばんは究極のデジタル計算機である』ことを胸を張ってお伝えし、教具としてのそろばんが、少しでも多くの日本の子供たちに学ばれることを心から願っています。
そろばんは最強の習い事。静岡県磐田市でそろばん・あんざん指導をしている当教室へ、ぜひお子様をお任せください。